「『非』と『と同時に』は、Aが置かれた場所の境界を、さまざまに出現する可能態としての場所の境界と重ね合わせる多層性によって、曖昧にするであろう。それが『無境』である。したがって、無境は、ここでは『中道』ではなくて、出現の誘起であり展開なのである。」(原広司「<非ず非ず>と日本の空間的伝統」)