凡庸共和国
「夜明けは間もない。この四畳半よ。コードに吊るされたおしめよ。すすけた裸の電球よ。セルロイドのおもちやよ。貸ぶとんよ。蚤よ。僕は君らにさよならをいう。花を咲かせるために。僕らの花。下の夫婦の花。下の赤ん坊の花。それらの花を一時にはげしく咲かせるために」(中野重治『夜明け前のさようなら』)
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